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Asahi Shimbun Digital

【速報中】米ロ軍制服組トップが電話協議、侵攻後初 米側が呼びかけ

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 ロシア軍が包囲していたウクライナ南東部マリウポリの製鉄所「アゾフスターリ」から、ウクライナ兵士がロシア側支配地域へ移送される動きが続いています。拘束施設へ収容されているとみられ、ウクライナ側が求める捕虜交換が実現するかは不透明です。東部での戦闘は激しいままで、犠牲が絶えません。ウクライナ侵攻がもたらす食料不足への懸念も、国際社会では高まっています。

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5月18日時点の戦況

(タイムスタンプは日本時間。括弧内は現地時間)

■■■5月20日(日本時間)■■■

米、長距離砲など1億ドル分の軍事支援を発表[04:00(ワシントン19日15:00)] 

 米国防総省は19日、ウクライナに対し1億ドル(約127億円)分の軍事支援を新たに発表した。ウクライナ東部でのロシア軍との戦闘を想定し、ウクライナ側の要望に応じて長距離砲などを追加で提供するという。

 今回の支援では、長距離砲の155ミリ榴弾(りゅうだん)砲18門、榴弾砲を牽引(けんいん)するための車両18台、対砲レーダー3基などを米軍の在庫からウクライナ軍に提供する。米国はすでに榴弾砲90門を提供済みで、多くがウクライナ東部での戦場に投入され、効果を発揮しているという。

 今回の支援により、2月のロシアによるウクライナ侵攻後の米国からの軍事支援は、総額で約39億ドル(約5千億円)となった。

写真・図版
ウクライナ東部ドネツク州で18日、ロシア軍の砲撃により破壊されたアパートで救助作業にあたる人たち=AP

02:44(マリウポリ19日20:44)

アゾフ連隊幹部「全世界に感謝。また会おう」

 ウクライナ南東部マリウポリの製鉄所「アゾフスターリ」からウクライナ兵が退避を続ける中、製鉄所を拠点としてきた同国内務省軍の部隊「アゾフ連隊」のパラマル副司令官は「私と司令部はアゾフスターリにいる」と述べた。ウクライナのニュースサイト「ウクライナ・プラウダ」が19日夜、パラマル氏がカメラを前に話す映像を掲載した。

 映像は18秒間。パラマル氏は薄暗い室内とみられる場所で「今日は戦争の85日目だ」と述べ、映像が19日に撮影されたものであることを示唆。「ある作戦が進行中だが、詳細は明らかにしない。全世界とウクライナに感謝する。また会おう」と語った。

 アゾフスターリのウクライナ兵をめぐっては、ロシア国防省が19日、771人が新たに「投降」したと発表。これにより、製鉄所から退避した人数は計1730人になったとしていた。

02:30(ワシントン19日13:30)

米ロ制服組トップが電話協議

 米軍のミリー統合参謀本部議長と、ロシア軍のゲラシモフ参謀総長が19日、電話で協議した。両国の制服組トップによる直接協議は、ロシアがウクライナに侵攻して以降初めて。

 米側の発表によると、両者は安全保障に関する懸念事項について協議し、連絡手段を開いておくことで合意した。詳細は明らかにしていない。

 ロシア国防省は同日「ウクライナ情勢を含めて、互いに関心のある問題について協議した」と発表。協議は米国側の呼びかけで実現したとしたが、詳細は明らかにしなかった。

 インタファクス通信によると、両者の電話協議は2月11日以来。ウクライナ侵攻や欧米によるウクライナへの武器供給、スウェーデンフィンランド北大西洋条約機構(NATO)加盟への動きをうけて行われたという。今月13日には、米国のオースティン国防長官とロシアのショイグ国防相が、ウクライナ侵攻後初めて電話で会談している。

02:20(ワシントン19日13:20)

米上院、総額400億ドルの追加予算案を可決

 米上院は19日、ウクライナへの支援などのために総額400億ドル(約5・1兆円)規模の追加予算案を賛成多数で可決した。下院も通過しており、大統領の署名を経て近く成立する。追加予算により、今後も数カ月にわたり軍事支援や人道支援などを継続できる見込みとなった。

 今月10日に下院を368―57で通過したのに続き、上院でも超党派の支持を得て86―11で可決された。予算額も政府が要求した330億ドル(約4・3兆円)から、さらに増額された。

 ウクライナ支援のための追加予算は、3月に成立した136億ドル(約1・7兆円)に続いて2度目。ロシアによる侵攻開始から約3カ月で、追加予算は総額500億ドル(約6・4兆円)を超える。

00:10(モスクワ19日18:10)

ロシア外相、BRICS会合で「情勢を説明」

 オンライン形式で開かれたロシアや中国など新興5カ国(BRICS)の外相会合について19日、ロシア外務省が発表した。

 ロシアのウクライナ侵攻が進むなか、各国の対応が注目されたが、ロシア側の発表では「ラブロフ外相がウクライナ情勢の基本的な評価と(ロシアでウクライナ侵攻を指す)特別軍事作戦について詳細に説明した」と触れただけだった。

■■■5月19日(日本時間)■■■

23:55(キーウ17:55)

住宅を標的か 「住民12人死亡」とルハンスク州知事投稿

 ウクライナ東部ルハンスク州のハイダイ知事は19日、同州の主要都市セベロドネツクにロシア軍が攻撃し、住民12人が死亡、40人以上が負傷したと、SNSに投稿した。ハイダイ氏によると朝方に始まった攻撃が夕方に至るまで継続しており、その多くが住宅を標的としているという。

■NATO加盟申請の北欧2カ…

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